全国茶審査技術競技大会(闘茶会)
梁取 洋子 6段認定
第52回 全国茶審査技術競技大会 IN大阪
全国茶審査技術競技競技大会(闘茶会)はワインのソムリエの様に、お茶の産地を当てたり、品種を当てたりする競技会です。
神奈川県茶業青年団も発足後この大会に参加しており、私も4年前から参加しておりました。
暑い!暑い!大阪大会でなんと、高得点にビックリ仰天
大会終了後、審査員の人に、おめでとう、6段!と言われて、え!え!え?私?
40点満点中31点と高得点をたたき出しました。
昨年は始めて、初段取得で、今年はステップアップで3段ぐらいに昇段できれば…っと思って臨んだ大会でしたが、ジャンプアップして一気に6段まで昇段して、本人が一番驚いてました。
また6段昇段は女性で2人目?3人目位なのですよって自慢です(*^^)v
全国茶審査技術競技大会とは…
全国茶業青年団主催の大会で
お茶の産地でお茶を作る生産家の方々や製茶屋さん。そしてお茶を販売する小売店さんなどお茶の業界に携わっているプロの皆さまが
全国より予選会を勝ち抜きやってきます
総勢約120名の選手が集まり競技会が行われ、そのほとんどが男性なのです。
小売店をしている私はそれまで荒茶を見た事がなかったので何これ?でした。その為、第1と第2審査はいつも苦手意識が…^_^
お茶はほとんどがやぶ北茶なのですが、さえみどり・おくみどり・あさつゆなど最近では品種のお茶も注目されており、この大会では品種の茶葉を試験茶碗に入れて、熱湯を注いで、香りや色そして味で品種を当てるのです
そして青年団主催なので、大会に出場できるのも45歳までと年齢制限がございます。
競技大会の内容は闘茶会
第一審査 浸出による茶品種鑑別競技。(荒茶)
7種類の品種の中から無作為に5種類の品種を選び、各湯飲みの中に茶葉を入、 お湯を注いで茶葉の品種を当てる競技です。
第二審査 外観による生産茶期別判定競技。(荒茶)
荒茶(仕上げ前のお茶)一番茶・二番茶・三番茶の3種類2点づつ、6種類の茶葉を無作為に5点選び各茶葉を当てる競技です
第三審査 外観による生産地判定競技。(仕上茶)
各産地の茶葉10種類が拝見盆の上に並べられており、外観(茶葉)の審査をする競技です
第四審査 煎出液服用による生産地鑑別競技。(仕上茶)
各産地のお茶を 花・鳥・風・月・客と5種類にわけ、湯飲みに抽出しお茶を5煎を1煎づつ順番に出され当てる競技で、
4回行ないます。 但し、2回目より5煎目を省略されます。
解答方法はシールを貼付する事によって解答するので、後か答えを変更する事ができません。
この大会は、一年に一回開催され、全国から選び抜かれた茶業青年団員が一同に揃い、お茶に向かう真剣な表情、情熱はすごい物があり、短時間でお茶を見極め、判断する力が必要な大変難しい大会です。
梁取 洋子7段への道のりは遠かった
第56回 全国茶審査技術競技大会 IN京都
いにしえの都、京都での大会開催です。
お茶市場での開催。
お茶の市場ですので、茶葉を見るのには抜群の環境なのですが …
神奈川県での練習は事務所なので普通の明るさ、市場との明るさのギャップに…
すべての茶葉が綺麗ないお茶に見えてしまい、困惑 パニックになり
茶葉を見て当てる第3審査は10点中半分の5点しか正解ができなく、がっくり
普通ならその時点で、ダメだっと思い第4審査はあきらめムードになってしまうのですが
なんと・なんと5点満点が取れるは取れる、すべてがパーフェクトに当たり、自分でも驚きです。
今では自慢の一つです
でもトータルは30点と昇段するには2点足りず涙をのみました。
40点満点中32点の高得点をとらなければ7段へ昇段できない、ハードルの高さに打ち砕かれました。
この大会が神奈川県茶業青年団として参加した最後の出場でした